基本事項
ファイター・マジックの習得
基本的には、ルールブックに載っているメイジ系呪文やローグ系呪文などと同じように、LCを消費することによって覚えていきます。
また、LCもメイジや司祭などの通常の魔術師と同じ様に知力値をもとにして増えていくことにします。
LCの消費の仕方も通常通りですが、習得段階は部分習得(1/2習得)、標準習得、完全習得の3つのみにします。つまり予備習得(1/5習得)はなくなるわけです。
また、ファイター・マジックを習得できるクラスは基本的に戦士(ファイター)だけです。
蛮人も習得出来るようにするとルール的に、かなりバランスが悪くなると思います。このルールは戦士の知力やMPの伸びを考えてバランスを取っているからです。それを気にしないのなら蛮人に習得可能にしてもよいでしょう。
また、聖騎士や冒険者は絶対に習得させてはなりません。聖騎士や冒険者は、ファイター・マジックなんかなくたって、それぞれ別の呪文が扱えるではないですか。って言うか、当初の目的である、「戦士を選ぶプレイヤーを増やす。」が達成できなくなってしまいますので、絶対に駄目です。
しかし、キャラクターの設定や、キャラクター特殊設定表の項目によっては使用を許可したり、逆に禁止したりしたほうがよいでしょう。(例えば、特殊設定表A78、A79の「剣聖」なら他のクラスでもファイター・マジックを使用できそうです。)
流派
メイジや司祭、聖騎士は「属性」というものがあり、呪文習得時のLC消費を半分に減らすことが出来ますが、ファイター・マジックにも「流派」というものが有り、同様の効果を得ることが出来ます。つまり同じ流派に属するファイターマジックを習得するときには、消費したLCを2倍の値として扱うのです。
現在のところ流派はブレード流、任天流、マバン流、天剣流の4つが存在しています。
ファイター・マジックの使用
基本的には、ファイター・マジックも魔法フェイズに使用の宣言・発動チェック(習得段階が部分習得の時の発動チェック)を行い、定められたMPを消費することで使用することができます。ただし、効果が現われるのは攻撃フェイズです。(一部例外があり、それは魔法の説明に明記してあります。)
ファイター・マジックは、剣技や剣術という感じの魔法として設定しています。従って通常の魔法の使用と違う点がいくつかあります。
まず、ファイター・マジックは武器として剣(アックスやスピアなどは不可、あくまで剣。ダガーは可)を所持している場合にしか使用できません。
そして、その剣を持ち、接近戦攻撃が出来る状態でしか使えません(ただし一部の呪文には例外があります)。
たいていの場合、ファイター・マジックは本人もしくは持っている剣に効果が現われます(これも一部に例外があります)。なお、剣に効果が現われたあとで、その剣を落としたり、他人に手渡したりするとその効果は失われてしまいます。
使用上の注意
ファイター・マジックは、普通の魔法と違い、サイレンス系の呪文で声が出せないときなどでも使用することが出来ます。普通の魔法は呪文を唱えることによって魔法の効果が現れるのに対し、ファイター・マジックは使用者の精神集中によって効果が現れるからです。呪文を唱える必要がないので、サイレンス系の呪文の効果によって使用できなくなるということが起きないのです。
ファイター・マジックは精神的な集中をするためにMPを減らすというシステムになっています。この精神集中は一瞬の事であり、特に明記されない限り魔法フェイズで呪文を使った同じラウンドの攻撃フェイズですぐに攻撃を行うことが出来ます。効果時間が「1ラウンド」となっているファイター・マジックは、使用したラウンドのみ効果があり、次のラウンドには効果を失ってしまいますので、注意してください。