防衛はONで!

〜前配置〜

奥配置の真逆、つまり、前配置について書いて見ました。


1.前配置

前配置とは、奥の配置の逆です。つまり、マップの前側(下側)、遠征部隊の配置位置に近い所にキャラを配置することです。

ここでは、防衛キャラの多くを前側に配置するケースを前配置と呼ぶことにします。

2.前配置のメリット

前配置されたキャラは、遠征部隊のすぐ近くにいるので、それほど機動力に優れていなくても、遠征部隊を攻撃可能な位置にいることになります。遠征キャラの配置位置によっては、1ターン目開始直後に、「遠征キャラのすぐ横に居る」ということもあります。

これでは、遠征側は「1ターン目は無視する」ということができません。遠征側は何らかのアクション(たいていは、その防衛キャラを倒すことになるでしょう)を取らねばならなくなります。

これだけだとあまりメリットではないのですが、前配置の防衛キャラを起点として防衛キャラを連携させるように配置することで、遠征側に「全キャラを1ターンで撃破できなければ、防衛側ターンで必ず被害を受けてしまう」という状態にすることができます。

3.前配置のデメリット

メリットのところで「全キャラを1ターンで撃破できなければ、」と書いたのですが、実は前配置は1ターン撃破されやすい拠点でもあります。

防衛側が機動力が優れていなくても良いというメリットは、そのまま、遠征側も機動力のない(それはつまり、攻撃力の高い)キャラだけで構成した遠征部隊でも、全防衛キャラを攻撃することができることを意味します。

そのため、順番に「1人1殺」をしていけば、苦も無く1ターン撃破されてしまいます。

4.前配置改良版

苦も無く「1人1殺」されてしまうことを防ぐということが、デメリットの改良ポイントです。

「1人1殺」されにくいキャラを配置することが必要となります。

4−1.単純な攻撃ができないキャラを配置する

とくに、重要なことは、「単純に攻撃する」だけでは倒せないようなタイプの防衛キャラを配置することが重要です。

そうなると、次のようなキャラを配置することが求められます。

不倒タイプの場合は、単純に攻撃をすると「不倒」が発動する可能性が残ります。わずか20%の確率ですが、攻撃側はこれを無視することはできません。「不倒」に対応する能力(特殊能力「発動阻害」やスキル「MP同時攻撃」)を持ったキャラで攻撃をしなくてはなりません。

また、逆撃タイプの場合も、「先制」や「報復」に対応する能力を持ったキャラで攻撃しなくてはなりません。つまり、遠征側が防衛側を攻撃するとき、誰でも攻撃できるわけではなく、「単純に攻撃する」ことが難しい情況になります。

4−2.同じタイプの防衛キャラを配置する

普通のプレイヤーは、1つの遠征部隊を組むとそれを使いまわして遠征を行ないます。AチームとBチームを使い分けている人もいますが、それでも2種類の遠征部隊しかありません。

遠征先の拠点構成を調べて、遠征部隊を組みなおすという人は、ほぼいないでしょう。

そして、遠征側はいろいろな拠点に対応できるように、バランスよく部隊を構成しがちです。高回避タイプに対応するために「必中」を持っているキャラを組み込み、高防御に対応するために威力の高いキャラを組み込み、奥配置に対応するために、高機動キャラを組み込み…。といった具合に遠征部隊を構築します。

その裏をかくのが、この防衛方法です。アンバランスで、何かに特化した形で拠点を防衛します。

例えば、防衛側が全員が高回避タイプだった場合どうなるでしょう?

高回避タイプのキャラは、「必中」や高命中のキャラに弱いです。そのため、2人の高回避タイプのキャラを配置していても、高回避タイプに対応したキャラが2人(あるいは、1人+「再行動」キャラ)が居れば、倒されてしまいます。

しかし、遠征側の全員が高回避タイプに対応できるということは、ほぼ無いはずです。つまり、全防衛キャラが高回避タイプだと、倒せなくなる可能性が高いです。

高防御タイプや逆撃タイプなどでも同様で、防御側を全員同じタイプにしてしまうと1ターン撃破の可能性が低くなります。


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