防衛はONで!

〜奥配置〜

本気防衛拠点に向けての第1歩として、奥配置について書いて見ました。


1.奥配置

奥配置とは、そのままずばり、拠点の奥にキャラを配置することです。

奥とは、マップの上側の方を意味します。遠征部隊はマップの下側に配置されるので、マップの上側は遠征部隊から遠い所、すなわち、奥のほうということになります。

2.奥配置のメリット

奥に配置されたキャラは、上にも書いたように、遠征部隊から遠い所に配置されています。もし遠征部隊に移動力の高いキャラがいず、奥に配置された防衛キャラを攻撃できなければ、1ターン撃破されないことになります。実に判りやすいメリットです。

最も奥となるのは、マップの左上(A1)と右上(P1)です。左右非対称のマップも多いですが、ここではA1を「最も奥」として話を進めてみます。

遠征キャラが配置される場所の中で、最奥のA1に一番近いのはE13です。

A1とE13の距離は16マス。つまり、E13にいるキャラが1手でA1にいるキャラを攻撃するには、攻撃可能な距離と移動距離を足して16以上なければなりません。例えば、

  1. そのキャラは15マス移動できる。
  2. そのキャラは14マス移動でき、2マス先を攻撃する手段(槍、薙ぎ払い、など)を持つ。
  3. そのキャラは11マス移動でき、5マス先を攻撃する手段(攻撃宝珠)を持つ。

といった具合です。(もちろん、13マス移動で3マス先、12マス移動で4マス先でもよいです。)

移動力が最低となる3のケースでも、移動力が11必要です。

基本の移動力が5。上位騎乗物で+2としても7。つまり、最低でもスキル「疾走」が4個必要です。1のケースなら8個必要となります。

そして「疾走」の分だけ攻撃能力となるスキル(剣術や黒魔法など)を取得する枠が減ってしまいます。攻撃スキルが少なくなると言うことは威力が低くなると言うことです。つまり、低威力では倒しいくい、高HP・高防御のキャラをA1やP1に置くだけで、1ターン撃破しにくい拠点が作りやすくなります。

とくに、必中キャラの多くはスキル「必中」や特殊能力「発動(小)」「発動(大)」によってスキル枠やコストが取られるために、高機動と両立できないことが多いです。そのため、高回避・高見切りのキャラをおいた場合も同様に1ターン撃破しにくくなります。

もう1つ移動力を挙げる手段として、特殊能力「専用騎乗物」があります。この場合レベル30なら移動力+6のため、スキル「疾走」なしでも移動力が11になります。もちろん、その分コストも掛かることと、(自キャラが専用騎乗物のときだけの問題ですが、)レベルが低いと移動力11を維持できない点がネックです。

3.奥配置のデメリット

とはいえ、良いことばかりとは限りません。

攻撃側が「2ターン、3ターンかかってもよい」と思っている場合は、奥配置はデメリットとなります。

遠くて敵から攻撃されにくいと言うことは、こちらも攻撃が届きにくいと言うことになります。1ターン目は奥配置されたキャラを無視し、残りのキャラを倒しておきます。そして、2ターン目にゆっくりと奥配置を倒せばよいのです。

2ターン目になり、マップのA1にぽつんと残っているキャラを1人だけ倒すことなら、難しくはありません。たいていの遠征部隊には、特殊能力「再行動」が入っているはずなので、移動力は低くても攻撃力のあるキャラを再行動でA1のいる所に持っていけばよいのですから。

4.奥配置改良版

先ほどの失敗は、奥配置キャラがぽつんと残ってしまうから発生します。つまり、奥配置だけではダメで、もう少し工夫が必要です。

改良のポイントは「奥配置キャラを無視」です。つまり、奥配置キャラを無視できないようにすれば良いのです。

無視できないようにするにはどうすればよいでしょうか?

4−1.高機動にする

無視するということは、「奥配置キャラの攻撃可能な範囲に入らないようにする」ことです。

つまり、攻撃可能な範囲が狭いことが問題です。

そこで、奥配置攻略向きの高機動キャラを、逆に奥配置してみましょう。奥配置にもかかわらず、広い範囲(マップの1/3程度)は攻撃可能な範囲になるようなキャラです。

そうすると、奥配置以外のキャラを攻撃するために、奥配置キャラの攻撃範囲に入らなければならないないような状態になり、単純に無視するわけにはいきません。遠征側も何か工夫をしなければならなくなります。工夫とは、例えば、奥配置キャラに攻撃されても、死なないキャラしか攻撃範囲に入らないとか、死んでしまいそうなキャラはスキル「護衛」で護るなどです。(そうした工夫ができなければ、遠征側のキャラに1人の犠牲者がでることになります。)

あくまで私の感想ですが、サクセス・ハンゲームサーバーの5期の防衛(とくにイズレーン)で、犠牲者0で攻略することが最も難しかったのはこのタイプでした。

4−2.連携する

上で述べたことの重要な点は、、奥配置キャラの攻撃可能な範囲内に他のキャラがいること。つまり、他のキャラとの連携です。連携ができるなら高機動である必要はないでしょう。

例えば、移動力8〜9程度のキャラ(仮にAとしましょう)を奥配置し、その攻撃可能な範囲内に他のキャラ(Bとしましょう)がいるような状態でも、遠征側がBを攻撃すると、Aからの攻撃を回避するために工夫しなければならなくなります。

ただし、高機動のときと少し異なる点があります。それは、遠征側はBを攻撃したキャラに再行動を使い、Aを攻撃できてしまうと言う点です。

BとAは移動力8〜9あれば届く範囲にいるのだから、遠征側も同じ条件でAを攻撃できてしまうのです。Aを倒すために2手番掛かっていますが、途中でBを倒せているなら手番の無駄がなく、1ターン撃破されてしまいます。この点を、うまく工夫する必要があるでしょう。


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