「最初の目標」で書いたように、英雄クロニクルのベースはSRPGであり、拠点に遠征することです。
重要なことは、「無理に難しい拠点に行く必要はない」ということです。
ゲームを始めたばかりのころは、自分のキャラクターはレベルも低く、装備も不十分。とても弱いのです。
その上ゲームに不慣れなのですから、難しい拠点に行っても非常に苦労することになるでしょう。最悪、撤退や敗北することになるかもしれません。
というわけで、最初は攻略が簡単な拠点から遠征を始めましょう。物足りなくなったら難しい拠点に行けばよいのです。
拠点の攻略が簡単か否かを見分けるポイントは次の3つです。
平均攻略ターン数は、遠征先を選択する画面の中に出てきます。
上の画像は、遠征先を選択する画面のスクリーンショットです。
そこに3つの拠点が見えていますが、それぞれ平均攻略ターン数は2.03、1.59、1.9です。
平均攻略ターン数は、それまでに他のプレイヤーがその拠点を攻略するのにかかったターン数の平均です。
平均攻略ターン数が多いということは、それはそのまま攻略が難しい拠点であることを意味しています。
平均攻略ターン数が2.0以上の拠点はかなり攻略が難しい拠点です。
はじめのうちは平均攻略ターン数が1.4以下の拠点を選んだ方が無難でしょう。(ただし、平均攻略ターン数が少なくても、あなたの部隊と相性の良くない拠点だと、攻略が難しくなる場合もあります。)
また、防衛戦回数も少し注意をしてください。平均攻略ターン数が1.0だったとしても防衛戦回数が少ない場合は、簡単な拠点とは限りません。本当は難しい拠点なのに、たまたま遠征を得意としている人が1ターンで撃破しているだけ。ということもあるからです。
遠征画面を開いた後で「ここは難しそうだ」と判断し、キャンセルボタンを押すプレイヤーも多いらしいです。防衛戦回数が少ないとはそういうことなのです。
目安として、5回未満のところは避けた方がよいでしょう。
拠点の攻略難易度に最も大きく影響する要素が配置です。
マップ上にキャラがバラバラに配置されている拠点を散開拠点や本気拠点と呼びます。ここは難易度が高いです。
逆に難易度の低い配置は、「3×3」や「■」「田」などと呼ばれています。拠点には10人のキャラを配置できますが、そのうち9人を3×3マスのマスに詰め込み、残った1人をそのすぐ近くに配置するような状態を指します。下に例を示します。
モザイクをかけているので判りにくくなっているかもしれませんが、10~12段とH~J列の3×3マスに防衛キャラ9人が配置され、11Fに残りの1人が配置されています。これが「3×3」です。
高威力の攻撃宝珠アタッカーで3×3マスに攻撃すると、一度に全員を倒すことが出来ます。その後は残った1人を倒すだけですむため、攻略がとても簡単なのです。
遠征先を選ぶ画面で、拠点のコメント欄を見ることが出来ます。難しい拠点には「難しいです」「本気防衛」などといった注意書きがあることも多いです。
その逆に簡単な拠点には、「簡単」「3×3」「接待」などと書いてあることが多いです。
ここで「接待」とは、「接待マージャン」とか「接待ゴルフ」のような意味合いで、「難しくないので、どうぞ気軽に遠征して、攻略してください。」と言う拠点です。
意図的に攻略が簡単にしてある拠点は「接待拠点」と呼ばれ、そのような拠点を作っている方はたくさんいます。いや、たくさんというよりも、最近の英雄クロニクルでは半数以上の拠点がそうなっていると言ってよいぐらい、多く存在しています。
遠征先を選ぶ際に、「格上」や「格下」のマークが付いている場合があります。
また、遠征先を選ぶ画面で「格上」や「格下」が画面に表示されないようにする機能もあります。
「格上=強い=難易度が高い」と考えがちですが、それは誤りです。
たしかに格上拠点には強いキャラクターが多いのですが、必ずしも防衛向きのキャラがいるとは限りません。 防衛には向かない(アタッカーや支援タイプの)キャラクターが混ざっていることもあるからです。
また、そういったキャラクターの性能よりも、配置の方が難易度に与える影響は大きいです。
私の感覚的には、次のようになります。(数字が大きくなるほど難易度が上がる)
配置が難しい | 配置が簡単(3×3) | |
格上:防衛向きのキャラ多い | 5 | 3 |
格上:防衛向きのキャラ少ない | 3 | 2 |
同程度、格下:防衛向きのキャラ多い | 4 | 2 |
同程度、格下:防衛向きのキャラ少ない | 3 | 1 |
しかし、英雄クロニクルを始めたばかりの方が「このキャラは防衛向きだ」「このキャラは支援タイプだ」などの区別をつけることが難しいでしょう。区別がつくなら、すでに初心者卒業だと思います。
そのため、「格上/格下とか防衛向き/遠征向き」などよりも、配置や平均攻略ターン数のほうが難易度を知る目安としては適切だ思います。
拠点の中には、配置は3×3になっているけれど、そのなかに防衛向きのキャラばかりを詰め込んだ拠点というものがあります。これは接待拠点に似せた「罠」です。
「罠接待」と呼ばれることもあり、この拠点は難易度が4以上になることもあるかもしれません。
「3×3」であっても、平均攻略ターン数が多いところは、罠接待かもしれません。ご注意を。
接待拠点の攻略は簡単…と言ってもやはり不慣れなうちは、簡単ではないかもしれません。例えば・・・、
たとえ接待拠点であっても、防衛に特化したキャラが含まれていると、簡単には倒せないこともあります。
しかし、このゲームは無敵の(万能の)防衛キャラは存在しません。適切なキャラで攻撃したり、適切な手順で攻撃すれば必ず倒すことができます。あきらめずに、考えて見てください。
もし倒し方がわからない場合は、質問用掲示板やひとこと掲示板等で、質問をしてみるとよいでしょう。
何度か接待拠点に行き、倒すことが難しいキャラを対処する方法も理解できれば、接待拠点は本当に楽に攻略できるようになるでしょう。
そうなったら、次のステップに進む時期でしょう。
でも、散開拠点に行く前に。
3×3配置の拠点は、「攻撃の宝珠」で9人まとめて倒せるから、攻略が簡単なのです。 それができない場合は、意外に難しいこともあります。
接待拠点に飽きたら、「攻撃の宝珠」のいない部隊を編成して、3×3配置を攻略してみてください。(「攻撃の宝珠」と「乱れ撃ち」以外の範囲攻撃は使ってもよいです。)
それでも被害者0で攻略できますか?出来るなら、もっと難しい拠点に挑戦してもよいでしょう。
もし被害者0で攻略出来ないのなら、特定のキャラの対処方法をまだ理解できていないことになります。部隊編成か、攻略の仕方に問題があります。
それよりはるかに難易度の高い散開拠点に行くのは時期尚早です。
今度は中難易度の拠点に行きましょう。その目安は次のようなものになります。
だいたい、このぐらいが難易度としては中ぐらいになると思います。
平均攻略ターン数が1.5~2.0ということは、すごく上手な人なら1ターンで攻略しているけれど、そうでない人は2ターン掛かっているという拠点です。つまり初心者ならたいていは2ターンかかるはずです。
そして2ターン以上かかるということは、防衛側フェイズのことも考慮して、遠征しなくはなりません。
といったことを、遠征を重ねて行くうちに学び取り、全員生存で拠点攻略が出来るようになったら、次のステップに進みましょう。
中難易度の拠点も被害者0でクリアできるようになったら、いよいよ高難易度です。
といった拠点に挑んでいきましょう。